田んぼ。
なんだかんだ言っても、福井は地方都市ですから、日常の風景に田んぼは欠かせません。市街地から東西南北どの方向でも、車で１０分も行けば、田んぼが目に入ってきます。
私自身は農家の人間ではないので、田んぼは景色のひとつという意識が強いんですが、これが農家の方だと、当然、違った感慨を持っていらっしゃると思います。
先ほど、車で１０分も行けば田んぼが目に入ってくると書きましたが、私が子供の頃だと、車で５分も行けば回りは田んぼでした。
例えば、北方面では、芦原街道を行くと、福井大学を過ぎて日華化学がありますが、あの日華化学が建物の北限のような感じで、あの辺からずっと田んぼでした。
東方面は福井駅までぐらいしか子供の頃に行かなかったので、よくわかりませんが、南方面は、足羽山を過ぎると、今は八幡山との間の平地にたくさん家が建っていますが、あの辺も田んぼが広がっていました。
西方面だと、福井工大は田んぼの中に建っていましたからね。NHK前の通りを西に向かっていくと、福井大仏を過ぎて、ちょうど花月橋から上がってくる道との交差点がありますが、あそこを過ぎると、道路沿いには建物があったものの、そこから少し中へ入れば田んぼが広がっていましたね。
住宅地の拡散状況だけを見ると、私が子供の頃より人口が何倍にも増えているような感じですが、実際には倍にもなっていないですからね。
ただ、ここから核家族化の影響の一面だけは見られるように思います。
