路面電車。
写真は福井鉄道の「FUKURAM」という車両です。私は電車にあまり詳しくないんですが、F1000系と呼ばれる車両だそうです。
運行開始は去年ですが、毎年鉄道友の会という団体が選定している電車に対する賞のひとつであるローレル賞を、今年「FUKURAM」が受賞したそうです。
それだけ知名度も高いのか、福井銀行本店の前でカメラを構えている鉄道ファンをよく見かけます。
この他にも福井鉄道では、車体が白と黄色の「RETRAM」という電車を今年の４月に運行開始しました。
運行日は土曜と休日だけだったんですが、これも人気があったらしく、あちこちから鉄道ファンが写真撮影にやって来ました。
ただ、この「RETRAM」、車内に冷房設備が無いことから、夏の間は運行を休止し、秋になったら再開するそうです。
私が社会人になって３～４年経った頃、大学時代のゼミの先生が所用で福井に立ち寄ったのでお会いしたら、開口一番「福井には路面電車が走ってるんだねぇ」と感心されたので驚きました。私たち地元の人間は路面電車を見慣れていて何とも思わなくなっていますが、それが走っていない所に住んでいる人から見ると、とても印象的な風景なんでしょうね。
路面電車ではありませんが、福井には、もう一つの私鉄、えちぜん鉄道の電車も走っています。
以前、鉄道オタクのタレント４人が出てくるバラエティー番組を見ていたら、４人の内の１人が「次の休みは、えちぜん鉄道でも見てこようかと思ってるんです」とサラッと口にしたのを聞いて、「そこまで名が通っているのか」と驚きました。えちぜん鉄道は、早い時期から「アテンダント」と呼ばれる女性客室乗務員を登場させたことで鉄道ファンの間では全国的に有名なようです。
そのわりに、私の回りの福井人が電車を話題にしているのを聞いたことはないので、地元の人間ほど地元の良さに鈍感なのかもしれません。
