三秀プール。
昨日の福井新聞に、三秀プール廃止の記事が出ていました。老朽化したことと破損部の補修には多額の費用がかかることなどから廃止が決まったようです。
私が子供の頃は各小学校にプールが無かったので、夏休みは友達と一緒に自転車で三秀プールまで行ったものです。
その頃の私達には深さ1.5ｍの大人用のプールは足が届かなかったので幼児用のプールで遊びましたが、小学校の４～５年生にもなると幼児用のプールに入るのは少し恥ずかしくもあり、さりとて大人用のプールに入ることはできず、微妙な感じを抱きながら友達と遊んだ記憶があります。
プールは管理棟とともに来年にも取り壊される予定で、跡地利用としては将来的に周辺部と合わせた歴史的な空間形成が考えられているようです。
この記事が載っていた紙面の右下に、福井市が「市景観賞2014」を募集しているという記事が載っていました。「まちなみ」部門と「風景」部門に分かれていて、そのうち「まちなみ」部門は、街の雰囲気に調和した建物や広告物、屋外空間などが対象と書いてありましたが、街の雰囲気に調和した建物って何でしょうね。わかったようなわからないような曖昧な定義づけのような気もします。
個人的には、施設として必ずしも周囲とマッチしているといえなくても、多くの人の思い出の中にあるものは大切にしてほしいと思いますが、今は耐震など安全の問題が重要視されるので難しいのかもしれませんね。
